飲食店において集客を成功させることは重要な課題の一つです。
特に近年は、SNSやテレビ、口コミなどを通じてお店の認知度を一気に高めることも可能になりました。しかし、話題に取り上げられるためには、他店にはない魅力や企画力をアピールする必要があります。
そこで本記事では、飲食店が集客を成功させる20個のアイデアを厳選してご紹介します。
定番の方法はもちろん、ユニークで面白いアイデアもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
飲食店が集客を成功させるために必要な4STEP

飲食店の集客施策を成功させるには、事前の計画と準備が欠かせません。
計画のないまま進めると、思ったような結果が出ず、費用対効果が悪くなるリスクがあります。
そのため、まずは以下のステップに沿って、自店舗にとって最適な戦略を考えましょう。
- 【STEP1】予算の設定
- 【STEP2】店舗の市場分析
- 【STEP3】ターゲットに合わせた戦略を考える
- 【STEP4】実行→改善を繰り返す
順番に解説いたします。
【STEP1】予算の設定
まずは、予算を設定しましょう。
予算が決まっていないと市場分析・ターゲット設定・戦略立案すべてがブレてしまうため、自店舗が今どれくらい予算をかけられるのかを考えることが大切です。
具体的には、「売上の3~5%を販促費用として設定する」方法がおすすめです。
この方法は、多くの業界で活用されている一般的な手法であり、売上が増えることで販促費用も増えるため、規模の拡大に応じた無理のない運用が可能です。
例えば、月商が100万円の店舗であれば、3〜5万円が目安となります。
このように、まずは予算をしっかりと設定しておくことで、予算を使いすぎることなく、計画的な運用が可能になります。
【STEP2】店舗の市場分析
続いて、店舗の市場分析を行いましょう。
市場分析をすることで、「どんなお客様が来店しているのか」「どのメニューが人気なのか」などを客観的に理解でき、売上を伸ばすための戦略が立てやすくなります。
具体的には、以下の項目から店舗の市場分析を行いましょう。
店舗の現状把握
- 店舗の立地
- 他社と比べた自社商品の強み
- 集客が多い曜日・少ない曜日の傾向
- 売上が上がる月・落ち込む月の違い
- 人気メニューやよく出る時間帯(例)どの料理が人気か・単価はいくらか
- 新規顧客の流入経路(例)グルメサイトからの来店が多い・SNSからの来店が多い
顧客分析
- 顧客の年代や特徴(例)サラリーマンが多い・子持ちの主婦が多い
- 来店回数(例)新規顧客が多い・リピーターが多い
- 予約情報(例)日時・時間帯・人数・予約タイミングなど
例えば、ビジネス街の近くにお店を構えており、ランチタイムにサラリーマンの来店が多い店舗の場合、仕事帰りを狙ったディナータイムの割引や、ビール1杯無料などのクーポン配布が有効であるなどの施策を考えやすくなります。
このように、市場分析から自店舗の特徴や客層を明確にすることで、より効果的な戦略を打ち出すことができます。
【STEP3】ターゲットに合わせた戦略を考える
続いて、市場分析から明確になったターゲットから、そのターゲットに沿った戦略を考えましょう。
ターゲットに沿った戦略は、顧客のニーズにマッチしやすく、関心を引きつけやすいため、高い集客効果が期待できます。
例えば、近くに幼稚園や保育園がある店舗なら、「子育て中の主婦層」をターゲットに、子連れでも利用しやすいランチメニューの提供やSNSでの発信を強化するなどの戦略が考えられます。
さらに、ターゲット層は次の3つに分類できます。
- 無関心層:自店舗の存在やサービスを知らない人
- 見込層:店舗のことは知っているが、まだ利用したことがない人
- 顧客層:すでに来店・利用したことがあるお客様
上にいくほど集客のハードルは高くなります。
そのため、「どの層を集めたいのか」を明確にし、その層に合った施策を考えることが大切です。
このように狙った層に効果的な施策を打ち出すことで、集客成功への近道になります。
【STEP4】実行→改善を繰り返す
戦略を立てたら、必ず実行し、効果を見ながら改善を繰り返しましょう。
なぜなら、実行と改善を繰り返すことで、戦略の精度が上がり、限られた予算内でも高い集客効果を得られるからです。
例えば、SNSでの発信であれば、「どの投稿に反応が多かったか」「何時に投稿したか」などのデータをインサイトで分析し、成果が出たパターンを繰り返すことで、集客効率を高めることができます。
また、チラシを配布した場合には、配布エリアごとの反応率を比べて、効果の高かったエリアに集中して再配布します。こうすることで、無駄なコストを減らして費用対効果を高めることができます。
このように、実行と改善を繰り返すことが、費用対効果の高い集客戦略に繋がります。
飲食店に特化した面白い集客アイデア

それではここから、飲食店に特化したユニークな集客アイデアをご紹介します。
4STEPで整理した店舗の強みやターゲット像を踏まえ、自店舗に最適な戦略を取り入れてみてください。
目を引く店内の装飾やメニュー・盛り付け
目を引く店内の装飾やメニュー・盛り付けなどを取り入れましょう。
お店のコンセプトに沿った雰囲気や料理を提供することで、ターゲットに刺さりやすく、売上のUPに繋がります。また、インパクトが大きい程、SNSやメディアでの話題性を生み出し、認知度向上にも繋がります。
目を引く店内の装飾やメニュー・盛り付けで売上を上げている飲食店をご紹介します。
cafe & DINE in “nope”
東京代々木にある「cafe & DINE in “nope”(カフェアンドダイン イン ノップ)」は、ドアを開けると壁一面がヴィンテージトイで埋め尽くされており、おもちゃや映画好きなら行きたくなるような楽しい空間を演出しています。
スシ酒場「スシとツマミ シチフク」
株式会社エー・ピーホールディングスが運営する「スシとツマミ シチフク」では、「目に楽しく食べて感動」をテーマに、変わり寿司など見た目にも楽しめる料理を展開しています。
店内装飾にもこだわっており、空間も合わせて楽しめるのも魅力の一つです。

抹茶共和国
京都にある「抹茶共和国」は、インクボトルのようなドリンク容器を採用し、「写真映えスイーツ」としてSNSで話題になりました。
酒場リベリー episode2
大阪にある「酒場リベリー episode2」は、「創作天ぷら×イタリアン」というコンセプトから他にはない独創的なメニューを開発しています。
例えば、アイスクリームのような見た目から、傾けると和牛の極上ユッケが出てくるなどの演出が人気です。
このような独創性のあるメニューがあることで、SNSで拡散されやすく、若い世代を中心に集客を成功させています。
このように、店内装飾や盛り付けなどから注目を集めることで、SNSでの拡散やリピーター獲得につながり、集客の安定化を図れます。
産地直送や地産地消にこだわる
「産地直送」や「地産地消」をアピールすることも有効です。
近年、SDGsや健康ブームが広がりを見せています。そのため、地元食材や産地が明確なメニューを提供することで、鮮度や品質が高いという安心感や信頼感に繋がります。さらに、「地域に貢献しているお店」として認知度向上にもつながります。
例えば、生産者から直接仕入れているといったこだわりを発信したり、地元の旬の野菜や魚介を使用したオリジナリティのあるメニューを提供することで、他店との差別化を図れます。
以下に、「地産地消」をアピールして成功した飲食店をご紹介します。
居酒屋「けいの家(や)」
東京八王子にある居酒屋「けいの家(や)」では、地産地消を効果的にアピールするために、以下のような取り組みを行い、集客を成功させています。
- 地元食材が目白押しのにぎやかなメニューを提供。
- 「そこ採れ野菜盛り」が人気メニュー。「そこ採れ」とは空間的にも時間的にも近くて鮮度が高いこと
- 商品説明は丁寧に行う
- アルバイトスタッフも含めて、畑で収穫体験に参加
居酒屋はお店の空気感も大事な要素。地元民が愛着を持つような工夫をしています。
▷株式会社開拓使公式HP:https://kaitakushi.co.jp/
このように、地元食材などの厳選した食材を使って、お店のこだわりを感じられるようなメニューを提供することで、安心感を与え、お店のコンセプトに共感してもらえるファンも獲得できます。
特別感のあるオリジナルメニューの提供
店舗にしかないオリジナルメニューを提供しましょう。
「ご当地」や「ここでしか食べられない」など、このお店に行かないと食べられないといったメニューがあると、来店する動機に繋がります。
以下に、特別感のあるオリジナルメニューで成功した飲食店をご紹介します。
Soi
新潟にある居酒屋「Soi」は、新潟駅から徒歩約5分と、駅からやや離れた立地にも関わらず、20~30代の女性客を中心に集客を成功させている人気店舗です。
新潟・新発田産あやめ豚のバラ肉の「あやめ豚のだししゃぶ蒸籠」や、豚肉の鉄板焼「豚のJAMES」など、ネーミングからも興味を持つようなオリジナルメニューを提供しています。
このようなオリジナルメニューは、店舗の看板メニューにもなりやすく、話題性やリピーター獲得により、売上向上に繋がります。
季節に合ったメニューの提供
季節に合わせたメニューを提供しましょう。
季節に合わせたメニューはニュース性があり、新規顧客の獲得に繋がります。
以下に、季節に合わせたメニューを提供して成功している飲食店をご紹介します。
CheeseTable新宿店・池袋店
CheeseTable新宿店・池袋店では、秋を感じられる期間限定のメニュー「イモ×imoフロマージュタルトレット」や「キャラメルバナナサングリア」などの期間限定商品を提供しています。
秋ならではのサツマイモや栗と店舗自慢のチーズを組み合わせた商品で、見た目も相まって秋に訪れたくなるメニューです。

他にも、春には「イチゴ」を使ったスイーツや、12月頃にはクリスマス限定メニューを提供することなども、お客様の興味を引く有効な戦略です。
このように、季節性のあるメニューによりお店の認知度向上と新規顧客の獲得を実現できます。しばらく来店のない既存顧客にもアプローチできるため、試してみる価値は十分にあるでしょう。
テイクアウトやデリバリーを始める
テイクアウトやデリバリーを始めましょう。
サカーナ・ジャパン株式会社が実施した調査を見てみると、コロナ禍をきっかけにして、若干変動はあるもののデリバリーの需要は増加し続けていることが分かります。

また、共働き世帯の増加などにより「忙しくて外食できないけれど、手軽にお店の味を楽しみたい」というニーズが高まっていることから、売上を上げる有効な手段となり得ます。
デリバリーサービスには、代表的なものとしてUberEatsや出前館があります。どちらも月額料金がなく、手軽に始められます。
また、サラリーマンが多いエリアの場合は、仕事帰りに立ち寄ってテイクアウトできるお店のニーズが高いため、より集客効果が期待できるでしょう。
以下に、これまでのテイクアウトの常識を覆したユニークな事例をご紹介します。
INTERSECT BY LEXUS – TOKYO
INTERSECT BY LEXUS – TOKYOでは、自宅でも外食と同様のラグジュアリーなクリスマスディナーが食べられるように、オマール海老やクエなどの高級食材が入ったビスク鍋を、鍋ごと提供しています。
「贅沢ビスク鍋を鍋ごとテイクアウトできる」という新規性の高さから話題を集めました。

このように、デリバリーやテイクアウトは比較的費用をかけずに導入できるというメリットがあり、上手に活用することで、新しい客層を取り込むことが可能になります。
定期的にクーポンを配布
定期的にクーポンを配布しましょう。
クーポンを活用することで、割引や特典などのお得感を打ち出し、来店のハードルを下げる役割を果たします。その結果、来店意欲の高いユーザーを確実に取り込むことができます。
以下のような方法で、クーポンを効果的にアピールしましょう。
- 会計時に割引クーポンを発行して再来店に繋げる
- SNSや公式LINE、DM、グルメサイトでクーポンをPR
クーポンを活用した成功事例をご紹介します。
BAKE
BAKEでは、LINE公式アカウントで「チーズタルト6個購入で1個追加」クーポンを年に3回配布しています。その結果、客単価を通常の1.7倍にする成果を上げました。
串カツ田中
LINEクーポンを活用し、再来店率を3ヶ月で5.4%向上させ、売上増加につなげました。
以上の事例からも分かるように、公式LINEを使ったクーポン配布は、印刷コストを削減でき、導入もしやすいことからおすすめしています。詳しくは、以下の記事で解説しています。
プレスリリースを発信する
プレスリリースを配信しましょう。
プレスリリースとは、企業や団体が、新商品や新サービス、イベント開催などの情報を、メディアを通して広く一般に伝えるために発表する公式文書のことです。
プレスリリースを通じてメディアに取り上げられることで、幅広い層に自店舗を知ってもらうことができます。
メディア関係者に興味を持ってもらえれば、ニュースや記事として紹介され、「テレビで紹介されました」「新聞に掲載されました」といった形で信頼感のあるPRにもつながります。
とある飲食店では、プレスリリースを配信したことで行列ができる程の人気店になりました。
以下に、この飲食店がプレスリリースの発信で得られた成果をまとめます。
- 売り上げがオープンからわずか4日で、通常の1ヶ月以上に匹敵する売り上げ
- 店舗には毎日1時間以上もの待ち行列ができるほどの大盛況
- 大手スーパーから卸の受注が決定
- 物販商品が飛ぶように売れる
- コーポレートサイト訪問者数が1日200人→698人と増加
- オンラインショップ売上6倍
このように、プレスリリースをうまく活用することで、メディアを通して一気に店舗の認知度を高めることが可能です。社会的な貢献度や新しさを意識した情報発信で、メディアの関心を引きましょう。
イベントを開催する
店舗で定期的にイベントを開催することも有効です。
イベントを開催することで、それをきっかけに店舗の魅力や雰囲気を知ってもらうことができ、関心を持った人が足を運びやすくなります。
イベント内容の例を以下にまとめます。
- 季節に合わせて限定メニューを出す
- 日本酒好きのための「日本酒の会」を開く
- 体験型の「手作りワークショップ」
- 新メニューの提供開始前に、「試食会イベント」を開く
こうした企画は、来店の動機づけになるだけでなく、話題性によってSNSでの拡散も期待できます。
ただし、店舗のコンセプトとかけ離れたイベントや、季節感を無視した内容は逆効果になりかねません。お店の雰囲気や客層に合った企画を選ぶことが大切です。
以下に、イベント開催で集客を成功させている事例をご紹介します。
株式会社スープストックトーキョー

スープ専門店を展開する株式会社スープストックトーキョーでは、毎年夏に、店舗をカレー専門店に変身させるイベント「Curry Stock Tokyo」を開催しています。
スープ店でありながらあえて「カレー」にフォーカスしており、気になるカレーを一度に楽しめるお得感と、話題性が多くの注目を集めました。
さらに、スープストックトーキョーの主なターゲット層である子ども連れのファミリー層に向けて、「7種類の野菜の辛くないマイルドカレー」といったメニューも用意。ターゲットのニーズに応えながら、新規性の高いイベント企画を実施しています。
ラーメン店
とあるラーメン店では、月に一度、地域住民向けのイベントを開催しています。
イベント内容は、ラーメンの食べ放題や、限定ラーメンの販売、ラーメンに関するワークショップなど。地域住民との交流の場を提供し、顧客との親密性を高めることで、リピーターを獲得しています。
また、イベント情報は地域情報誌やSNSで積極的に発信することで、新規顧客の獲得にも繋げています。
イタリアンレストラン
とあるイタリアンレストランでは、近隣のパン屋やワインショップとコラボイベントを実施しています。
パン屋からは自家製パンを、ワインショップからは料理に合うワインをセレクトしてもらい、それぞれの強みを合わせた特別なメニューを提供。
この取り組みにより、新規顧客が増加し、売上も向上しました。
さらに、共同でSNS発信を行ったことで、互いのフォロワーへの認知拡大にも成功しました。
このように、イベントがきっかけで自店舗の認知度が高まり、来店に繋がりやすくなります。お客様との関係も強化されるので、根強いリピーターも獲得できるでしょう。
イベント開催に関するアイデア例は、以下の記事で詳しくご紹介しています。「イベントを開催したいけど、魅力的なイベントが思い浮かばない」とお悩みの方におすすめです。
インバウンド対策をする
インバウンド対策も非常に有効な手段です。
なぜなら、インバウンドの現状として、円安の影響で気軽に訪れる訪日観光客が増加していることと、客単価が高い傾向にあることから、売上UPに繋がりやすいためです。
訪日外国人(以下、インバウンド客)がお店選びで重視しているポイントは、以下の通りです。
- 外国人が好むメニュー作り
- 多言語対応のメニュー表や看板、WEBサイト、SNS発信
- 外国人が多く利用する口コミサイトへの掲載
- 無料Wi-Fiを設置する
観光地の近くに自店舗がある、外国人の来店が増えてきたと感じる店舗は、積極的にインバウンド対策を進めましょう。
インバウンド対策は政府も推奨しており、補助金も充実しています。インバウンド対策について詳しくは、以下の記事で解説しています。
定番だけど効果抜群!飲食店におすすめの集客アイデア

続いて、定番な方法ですが、しっかり取り組むことで成果につながる集客アイデアをご紹介します。
ホームページ作成とSEO対策
1つ目は、ホームページ作成とSEO対策を行うことです。
SEO対策を行うことで、ホームページの検索順位が上がり、新規顧客の獲得に繋がります。
特に公式ホームページは、信頼性の高い情報源としてグルメサイトやSNS経由で訪問するユーザーにとって重要な判断材料となります。
しっかりとSEO対策されたホームページを用意しておけば、興味を持ったユーザーの来店意欲を高めることができます。
このように、SEO対策はお店の魅力を的確に伝えることができ、集客力アップに直結します。
SEO対策については、以下の記事で詳しく解説しています。
MEO対策
飲食店の集客力を高めるには、MEO対策が欠かせません。
MEO対策とは、GoogleマップやGoogle検索で自店を上位に表示させるための施策で、お店を探しているユーザーに効率よくアプローチできる手段です。
MEO対策に成功することで、GoogleマップだけでなくGoogle検索結果でも上位に表示されやすくなり、来店のきっかけを増やすことができます。
MEO対策でやるべきことは以下の通りです。
- Googleビジネスプロフィールに登録
- 店舗情報やサービス内容を詳しく記載
- 口コミを増やす
このように、MEO対策を徹底することで、地域の検索結果で自店舗の露出を高め、効果的な集客へとつなげることが可能です。
MEO対策について、詳しくは以下の記事で解説しています。
SNS運用
SNS運用も非常に有効な手段です。
費用をかけずに運用でき、バズれば高い拡散力から多くのユーザーにアプローチできます。
SNSの中で特におすすめのプラットフォームは、Instagramです。
Instagramは投稿に写真が必須という特性があるため、料理との相性が抜群です。ユーザーの「食べたい」「行ってみたい」という気持ちを自然と引き出すことができ、来店数の増加に繋がります。
もちろん、X(旧Twitter)やFacebookなど他のプラットフォームにもそれぞれ特徴がありますので、自店舗に最適な方法を選ぶことが大切です。
プラットフォームごとの特徴
| 特徴 | |
| 若い世代向け。写真映えするメニューがバズりやすい。 | |
| X(旧Twitter) | 他にはない独自の魅力や、話題性のある施策がある場合にバズりやすい。拡散力が強い。 |
| ビジネスマンの利用が多く、年齢層は高め。 ランチ需要や仕事帰りの食事を狙う飲食店に適している。 | |
| LINE公式アカウント | リピーター獲得用。開封率が高く、クーポンの配布やキャンペーン情報の発信に適している。 |
このように、自店舗の特性に合ったSNSを活用することで、効率的に集客力を高めることができます。
WEB広告
Google広告やSNS広告などのWEB広告を活用しましょう。
WEB広告を活用することで、インターネットやSNSを通じて精密なターゲティングが可能となり、飲食店を探している層にピンポイントでアプローチできます。
また、広告の配信エリアを店舗周辺に限定することで、その地域に住んでいる、あるいは訪れている人に効果的にアプローチでき、地域に根付いたリピーターの獲得にもつながります。
このように、WEB広告は費用対効果の高い集客手段として、新規客の来店促進に大きな力を発揮します。
WEB広告の種類は、下記の通りです。
- ホームページのSEO対策
- MEO対策
- Instagram 広告
- Facebook広告
- X
- LINE広告
- 地域ポータルサイト
- グルメサイト(食べログやぐるなびなど)
大切なのは、ひとつの手法に偏るのではなく、複数の広告を組み合わせること。こうすることで、多方面からバランスよくアプローチでき、より高い集客効果が期待できます。
それぞれの特徴や広告配信の予算設定などについて、詳しくは以下の記事で解説しています。
インフルエンサーマーケティング
インフルエンサーマーケティングはご存知でしょうか?
インフルエンサーマーケティングとは、SNSなどで多くのフォロワーを持つインフルエンサーに、商品やサービスを宣伝してもらうマーケティング手法です。
インフルエンサーの影響力を活用して、商品やサービスの認知度を高めたり、購買意欲を促進したりする効果が期待できます。
とある飲食店では、インフルエンサーマーケティングを活用したところ、インフルエンサーが投稿をした直後から予約が増え、集客が難しいといわれる6月に、前年対比130%の集客を達成しました。
このように、飲食店はInstagramとの相性が非常に良く、インフルエンサーに紹介してもらうことで、即効性のある集客が見込めます。
インフルエンサーマーケティングについて詳しくは、以下の記事で解説しています。
グルメサイト
ぐるなびやホットペッパーグルメなどのグルメサイトを積極的に活用しましょう。
グルメサイトを活用することで、口コミ評価によってお店の信頼度を高め、新規顧客にアプローチできます。
実際にクックビズ総研の調査では、飲食店の約7割がグルメサイトを活用しており、その多くが口コミ評価が売上に影響していると実感していることがわかっています。
グルメサイトを上手に活用することで、集客力を高め、売上アップに繋げることが可能です。
参考:クックビズ総研「飲食店の7割が活用!気になるグルメサイト利用実態と口コミの信頼性」
ポスティング
チラシやDMなどのポスティングは、特定の地域にピンポイントで配布できるため、地域密着型の集客に最適な手法です。
特にインターネットを利用しない高齢者層にも届きやすく、幅広い年齢層へのアプローチが可能です。
たとえば、ある居酒屋では「誕生月カード」を郵送し、誕生日の年齢分の餃子を無料で提供するキャンペーンを実施しました。その結果、利用率が高く、再来店を促す効果的な施策となりました。
作成時のポイントは、お店の特徴やおすすめのメニューなどがよく分かるデザインにすることです。このように、工夫次第で効率的な集客が可能になります。
DM
DM(ダイレクトメール)を活用することで、既存顧客やリピーターの再来店を促すことができます。
DMの内容には、限定コースの優先予約やお得な割引などの特典を付けると、より再来店を促しやすくなるためおすすめです。
また、DMには大きく分けて5つの種類があります。
- 広告郵便
- Eメール
- グルメ媒体
- LINE
- SNS
このように、DMは紙の郵送に限らず、EメールやLINE、グルメサイトなどでも活用でき、それぞれに異なるメリットがあります。
それぞれの特徴や費用相場について、詳しくは以下の記事で解説していますので、ぜひご一読ください。
看板の設置
看板は、昔ながらの定番集客ツールでありながら、今でも飲食店の存在を効果的にアピールできる画期的な手法です。
看板には、店名を大きく表示した「ファサード看板」や建物の壁面や支柱から突き出た「突出し看板」、路上に設置してメニューを紹介する「A看板」など多くの種類があります。
どれも通行人に対してお店の存在感を出すことができ、来店のきっかけにも繋がります。
費用は他の媒体と比べて低コスト、また一度設置すると24時間宣伝できるためコストパフォーマンスの高い集客ツールといえます。
自店舗に合った種類の看板を設置し、集客に繋げましょう。
ポイントカード
ポイントカードを導入することで、自然な形でリピーターを増やすことが可能です。
特におすすめは、公式LINEの「ショップカード」機能です。この機能では、LINE上でポイントカードを作成でき、来店ごとにポイントを貯めて特典と交換できます。
QRコードを設置すれば、お客様に読み取ってもらうだけで簡単にLINEの友だち登録とショップカードの発行が可能になります。
また、公式LINEの利用料は無料で、ショップカードもオンラインで完結するため、印刷などの追加コストもかからない点が嬉しいポイント。
現代ではキャッシュレス決済が主流となり、物理的なカードを持ち歩かない人も多いため、スマホ一つで完結するLINEのショップカードは非常に理にかなった選択といえるでしょう。
地域ポータルサイトや情報雑誌への掲載
飲食店の主なお客様は地元の方であることが多いため、地域に密着したアピール方法が効果的です。
例えば、地域情報を発信しているポータルサイトや、地元向けのフリーペーパー・情報誌などに掲載することで、地域に住む方々へ的確にアピールすることができます。
さらに、地元のお客様を多く獲得できれば、常連客として定着しやすくなり、リピーターの増加につながります。結果として、飲食店の継続的な成長にも大きく貢献します。
飲食店集客でよくある失敗例4選

最後に、飲食店が集客を行う際によくある失敗例をご紹介します。
- 無計画で手あたり次第に集客施策を行う
- 1つの方法にこだわる
- ターゲットを設定しない
- 予算や人件費がかかりすぎている
順番に解説いたします。
無計画で手あたり次第に集客施策を行う
計画を立てずに手あたり次第に集客施策を行うと失敗する可能性が高くなります。
例えば、「SNSが伸びやすいから毎日発信しようと考え実行したが、投稿準備や撮影に人的リソースがかかるだけで成果に繋がらなかった」「とにかくWEB集客を増やそうと広告を出したが、予算を圧迫してしまった」といったケースがよくあります。
また、計画をしっかりと立てていないことで、具体的にどのくらい成果が出たのかが不明確になりやすいです。その結果、再現性を持った集客ができなくなる可能性があります。
必ず、店舗の現状把握や強み・予算や戦略を練ったうえで、集客を行いましょう。
1つの方法にこだわる
1つの方法にこだわることも失敗に繋がります。
なぜなら、集客は様々な媒体との相乗効果から成り立つものであり、1つの方法だけでは限られた層にしかアプローチできないからです。
例えば、以下の成功例で考えてみましょう。
成功例1
- しっかりとSEO対策をされたホームページを作成
- MEO対策によってGoogle検索結果上位に
- SNSを発信して興味を持ったユーザーがお店をGoogle検索
- すぐにホームページがでてきて、予約に繋がる
成功例2
- SNSで期間限定メニューを掲載
- 注目を集めて拡散される
- チラシや広告に、「SNSで話題沸騰中!」と宣伝する
- どの媒体でも注目度が高まる
このように、複数の集客方法を組み合わせることで、自店舗にとって最適な戦略を見つけやすくなります。1つの方法だけに頼らず、複数の集客を試すことが大切です。
ターゲットを設定しない
ターゲットが曖昧なままだと、発信内容や施策の方向性がぼやけてしまい、結果として誰にも刺さらない集客になってしまいます。
逆に、ターゲットを明確にすることで、お客様のニーズに合った施策を打ち出しやすくなり、来店数を上げることができます。
しっかりとターゲットを設定しましょう。
予算や人件費がかかりすぎている
予算や人件費がかかりすぎた場合、集客を行ったにもかかわらず、利益が減り、最悪の場合マイナスになってしまうケースがあります。
例えば、YouTube動画やInstagramリールの制作、毎日投稿などによって時間が取られた場合、人件費や作業コストが膨大になり、負担も大きくなります。
そのため、予算は売上の3〜5%に抑え、SNS担当者を新たに雇う、または投稿頻度を週3回程度に調整するなどの工夫をして、無理のない運用を心がけましょう。
集客は始めてすぐ成果の出るものではありません。費用と労力のバランスを考え、無理のない範囲で集客を続けることが大切です。
飲食店の集客アイデアまとめ
最後までご覧いただきありがとうございました。
今回は、具体的な事例を元にメディアや世間の関心を惹きつけやすい集客アイデアをご紹介しました。
これまでお伝えしてきた内容を踏まえ、しっかりと戦略を立てて集客を行いましょう。